終冬

夕暮れ空は 消えていって
寂しい気分も 覚めていった

冬の星は 澄んでいて
あまりに綺麗で 不安になった

やがて春が 来るけれど
僕の浮遊は 終わるのか 

ああ 今年も 僕はそこに行けずに
ああ このまま 冬は終わってゆくよ

実りもないけど 失いもないのさ
それが大人になること かっこつけて嘲笑ったよ

夏の少年は とても傷ついたけど
何も知らないから また春を待ってたよ

種をつけない 果実なら
どうして冬を 越すのだろう

君がいなくても 寂しくもなくなったよ
期待してないさと また煙草に火をつけた
歌を歌ったよ 何か足りないから
ららら 春を待ってるよ

ああ 今年も 僕はそこに行けずに
ああ このまま 冬は終わってゆくよ
ああ 今夜も 僕はそこに行かない
ああ いつでも 君はそこにいるのに

冬が終わったら いつも春は待ってるよ

(lyric:SMELLMAN/music:Yoshinori Hayashi)